ここ数日の夜に愛聴しているのが、Ken Vandermark目当てで買った、FME(FREE MUSIC ENSEMBLE)「UNDERGROUND」という作品。雰囲気的には比較的骨太フリー系の、サックスとベースとドラムのトリオのインプロジャム・セッション。
ヴァンダーマークのテナーはもちろんいいのだが、なにしろPaal Nilssenのドラムの音がツボにはまりすぎるのだ。ゴツゴツしていて、ファンキーで、扇動的で、トニー・ウィリアムスエイトビートのスリルと爆発力があって。ロック的なのかなあ?とにかく彼のドラムだけで、1トラック20分でも全く飽きずに盛り上がれる。この肉体派トリオの音から明確に伝わってくるのは、ジャズが労働者階級の音楽だということだ。と、興奮のあまり相変わらずだが中身のないことを書いてみたくなる。
ここの中とか、ここに的確な評論があります。ぜひ読んでください。)