知多半島にて

sabio2004-11-20

板橋&林ライブ後は夫婦で半田のスズキさん宅に泊まらせていただく。
そしてこの日は一日知多半島をたっぷり案内していただいた。
まずは、半田生まれの童話作家新美南吉の養家。俺「へえ、珍しい!家、昔のまま残ってるんすね!」、スズキさん「まあ、このへんさがせば普通にこんな感じの家残っているからねえ・・・」、あら、そうなんすか!庭にはなぜか無人の野菜・果物売り場が設けられている。この家に南吉さんは数ヶ月しか住んでいなかったらしいが、後の彼の作風にここでの生活は何かしらの影響を与えたのだろうか。なんとなく淋しさは感じられた。
その後、スズキ奥様の運転する車で、一行は常滑市へ。ここは焼き物・陶器が非常に有名な町で、4人は観光スポット焼き物散歩道を歩く。途中で寄った陶器販売店のおばさんがやたら急須についての説明をしてきて、「茶こしもちゃんと丁寧につくっておりますので、お茶を入れるときキレがいいのです、キレが」とアピール。そのテンションに圧倒され、試してみたところたしかにその通りで、少し感動してしまった。今後急須を見るときは、必ず中の「茶こし」にも注目したいっすね。キレに関わってきます。現在は使用していない立派な登窯、そしてふるさとの坂道30選にも入っている土管坂、そんな雰囲気のある風景を堪能し、また車に乗りこむ。
少し遅い昼食を食べたのは、海岸沿いにある温泉旅館に隣接された「まるは食堂」。ここのエビフライでかいしうまい!中身も詰まってるし。なんか食い疲れたぐらい。また来たいわ。
そんなこんなで半田に戻る。途中ミツカンの酢工場にもチラッと寄り、その付近にたっぷり漂う酢と酒の匂いを堪能し、やがてスズキ宅到着。
知多の市場でスズキ夫妻が仕入れてくれた新鮮な魚介を素材にした美味しいパエリアをご馳走になり、酒をガンガン飲みながら(俺)、話をして、CD聴いて、ビデオを観て、夜は過ぎていった。ちなみにCDはやはり板橋文夫関係で、ビデオは矢野顕子SUPER FOLK SONG?ピアノが [VHS]」など。後者の爽やかさとは程遠いそのヘヴィーさにかなりやられた。疲れてるときはお薦めできないです。
ほんとにほんとにお世話になりました。それと、夜中に寝床に入っていらした猫さん(写真)、ほんとに可愛いかったっす。いい出会いをさせてもらいました。