sabio2004-09-28

昨日ベルリンの空港を出たのが現地時間で午前7時ごろ。向こうとは時差が7時間ぐらいなんで、日本時間に直すと、昨日の午後2時にベルリン出発して日付変わって今朝7時に成田空港到着。そして成田から電車とタクシーを乗り継ぎ、家に到着したのが午前11時半ごろ。ほぼまる一日に近い時間を帰宅までに要したということになる。やはりヨーロッパは遠い。
朝夕はマフラーを首に巻くほどの寒さだったベルリンとは違い、東京は何だか蒸し暑い。気温差と時差がだいぶ影響を与えているのだろう、体調もあまりよくない。
旅行だけでなくこの2週間はとにかくわけの分からない忙しさだった。テンパりっぱなしの、振り返る余裕なしの、ずっと動きまわっている毎日だった。ああやっとゆっくり休めるなあなんて思ったりする一方、これぐらい気持ちを張って何かに取り組むというのもなかなかいいなあという今までにはなかった心境もいま自分の中に発見している。
ドイツでは前半ミュンヘン、後半はベルリンを観光。特にツアーに乗ったわけではなく、自分たちでガイドブックなどを頼りに適当に廻っただけなんで、効率的ではなかった部分は多い。まあそういうことを考慮しても、観光という点ではミュンヘンの方が楽しめた。
特にミュンヘン到着2日目に行った「オクトーバー・フェスト」は最高だった。毎年この時期にミュンヘンで開かれるこのフェスティバルには、約3週間で世界から数百万人という客が集まる(ちなみに今年の開催初日は50万人が訪れた)。聞くところによるとリオのカーニバルなんかよりも客は全然こっちのほうが多いとのこと。
もっとも内容としては特別なことをやっているわけではなく、単純に言うと、「ひたすら大規模な飲み会」というコンセプト。会場全体は、よく分からないが、東京ドーム7個分ぐらいの広さらしい。会場中央に特大テントがいくつも組み合わせられ建てられて、その中に巨大ビアホールが設置されている。そのテントの外にもたくさんの出店や遊園地的なものがあったりする。とにかく飲んで騒ぐというだけのイベントでこれだけ世界中から人が集まるというのも大したものだというか呆れたものだというか。
そして、大きいのは会場だけではない。「ビアー」と頼んで出てきたぶつが1リットルのビールが入った特大ジョッキ。「ビール純粋令」という国の法律による規制で不純物がいっさい入っていないドイツのビールはとても美味しく、飲みやすい。勢い余って、特大ジョッキを2杯空けた自分。その後ホテルに帰ってそのまま倒れるようにベットに沈み込んだのは言うまでもない。
ちなみに上の写真は、フェスティバルで僕らといっしょに飲んでいたドイツ人とイタリア人。酒飲んじまえば言葉の壁なんて関係ねえやということがよく分かった日だった。