フリーク イン フリーク アウト経由でECDの掲示板での輸入権に関する書き込みを読んで、考えさせられた。「とりあえず輸入盤規制しないでくれれば今までどおりつきあってもいいですよ、なんてことは僕は絶対に言いたくない。」かっこええ!まあこれはECDだから言えるわけで、いち(他人まかせで受け身な)音楽ファンの僕なんかは「CDの値段上がるのは困るから反対!」ぐらいしかなんというか根拠を持って言えない。情けないが。
困るというのは、具体的な金額で述べれば、例えば輸入盤の新作で言えば¥2200以上だったらハードル高い。ちなみに地元立川のHMVの輸入盤は平気でそれぐらいの金額なんで、あそこでは輸入盤はほとんど買わないで、同じ商品でもまったく安い値で置いてる駅ビルの中の新星堂で買うことにしている。・・・ってそういう狭い話じゃないか。
もう少し続ければ、現在僕が中心的に買っているジャズの中古CDだったら¥1400以上の商品は手を出すのめちゃくちゃ躊躇する。輸入盤規制されるようになったら、中古も相場上がるんだよなあ。そうすると「ちょっと聴いてみたいと思ってて、今日ユニオン寄ったら安かったんで買った」みたいな盤を購入する機会が少し(大分?)減るんだろうな。けっこうそういうところでのいい出会いって多くて、まあそこには「安いのにラッキーだった」という感情も大きく占めてるんだが、その出会いが少なくなることで自分の幅が少し(大分)狭くなるのかもしれない。
また最近の自分的には、ipodに曲をつっこんでそれをシャッフルで流しブラインドをするという聴き方(遊び方)を、コピーコントロールCDが増えてまたそれしか買えないという状況が増えることによって制限されるというのは、これは納得いかないっすね。
話をECDに戻すと、彼が言う「音楽業界に頼らない形での音楽のサバイバル」をこれまで日本のシーンで実践してきた先駆者とも言えるのが、アケタの店なんだなあと、下の記事を読みながらあらためて思った。
祝!アケタの店30周年