今日も仕事終わったのが8時頃。自転車で帰りながら聴いていたipodでは、田村夏樹、モンク、ペッパー、デッド・ケネディーズ、R.E.M.、ギル・エヴァンス、そんなところが流れた。その中でも今日良かったのはペッパーとモンク。ペッパーは、id:dorhamさんも絶賛されている「Winter Moon」の「The Prisoner」(一昨日書いたクラッシュの曲名と同じだな、どうでもいいが)。本当に美しく緊張感のあるペッパーのアルトがのぼりつめて、ブギョブギョギョギョ!と叫ぶときにこちらの胸がやたらかきむしられる。ある意味自分にとって救いみたくなってるな、このアルバム。
モンクは、「Monk's Music」の「Off Minor」という曲。毎回であれだが、やはりこの本から引用。

コンボでの演奏においては一般的に言って、まずバンド全体に、そして、聞き手の中に、互いに同期し合った「時間の流れ」が成立するわけだが(これを「スウィング」と呼んでもいい)、その成立した「共通」の時間に対して、もう一つの別の時間を叩き出してみせるところにモンクのコンボ・ピアニストとしての魅力がある。
(加藤総夫著・ジャズ・ストレート・アヘッド)

雰囲気もので終わることを許さないモンクのピアノの変な触感、とりわけ彼の得意技の「間」や「ずらし」にはジャズ初心者だった去年の今頃の自分もすぐにはまった。
帰り道の途中で本屋に寄って、適当に買い物。坂口征二の「やっちゃるけん!」という本をスポーツ雑誌コーナーにて発見して、ちょっと立ち読み。なんかめちゃくちゃおもしろそうで、買おうかどうか真剣に悩んだ。残念ながら決断できず、今日は見送ったが。そんなことを迷っていたら、友部さんの新譜買うのを忘れてしまった。