ジャズの名演

仕事後につきあいでなんだかんだやってるうちに、結局職場から自転車で出たのは7時過ぎだった。
帰宅途中のHMVに入ったがなんか特にひっかかるものもないんで、本屋に寄って「remix」と「JAZZ名演ザ・ベストCD」(宝島社)を買う。「JAZZ〜」は、一連の3部作の中で最もおもしろいと僕は思った。1ミュージシャン1曲しか選んでいないというところがまず潔い。また、背景だとかそういう解説的な部分よりも、基本的には「この演奏のここすごいでしょ?」というジャズを聴く人間にとって話していて一番楽しいことを書けばいいということで執筆者のノリがいいというか、とにかく自由でのびのび、しかし気持ちがたっぷり入った文章が多い。そんな中でもやはり後藤雅洋氏のパーカーについての記述は読んでいて盛り上がる。また主旨とはちょっとずれるが、ダラー・ブランド=ボブ・ディラン+エリントンという中山康樹氏の説にはかなりなるほどと思わされた。
さてmixiに関して。現在自分が参加しているコミュニティのうちのひとつ「Jazz」だが、このテーマではどうもあれだなあ、やっぱ広すぎるよなあ。他のコミュニティのようにもう思いっきり細分化しちゃっていいんじゃないかなあと思う。誰かつくらないかなあ、ハードバップとか中央線系ジャズとかアート・ペッパーとかのコミュニティ。ってまあ人まかせにしてもしょうがないんだが。しかし、最新のトピック「ジャズは死んでるのか?」はけっこうおもしろい。特に個人的には、にしかた。さんの書きこみにとても共感した。