アート・ブレイキー「バードランドの夜VOL.1」とRCサクセション「BABY A GOGO」を聴いて通勤および帰宅。昨日の通勤のときに聴いていたJJジョンソンの1505番がなんかいまいち盛り上がりにかけてかったるいという感想しか抱けなかったので、別にあれだなあ何もブルーノート1500番台に拘る必要はないよなあと日和りながらも聴きはじめた「バードランドの夜VOL.1」。そんな甘ったれた思いに反して、これは盛り上がる。パーソネルから考えても自分が好きそうなサウンドだろうなあというのは予想がついたわけで、つまりファンキー・ジャズ的なものが今は好きなんだな俺は、ということが今日実感できた次第である。演奏者の熱い気持ちが前面に出たブルースが自分の頭のモヤモヤを一瞬だが消し去る。ここでのルー・ドナルドソンのアルトのフレーズとブラウニーのトランペットを耳で追いかけ心を預けることで、ジャズの本質の一面が感覚的にしっかり理解できる。つまりホットという言葉の意味が体感できる。帰りに寄ったすかいらーくでコーヒーを飲んで、「ブルーノート・ジャズ」(小川隆夫)を読みテンションを上げて、またそこで7曲目を聴き、熱くなった。
RCは中古¥200円で購入した作品。いい塩梅のアコースティックな曲調といい、清志郎の曲の予想外のよさといい、¥200は間違いでは。何回も聴きたくなる優しさを持った名作だと思う。