大工さんと林さんとリーさん

sabio2003-08-01

9時まで仕事をしていた。
帰りにコンビニに寄って立ち読みをする。恐怖新聞とうしろの百太郎「平成版」という雑誌がおいてあったのでなんとなく読む。かなりつまらなかった。
家帰って聴いたのが2作品。林栄一の「マズルの夢」と大工さんの「蓬莱行」を聴く。大工さんのはロケット・マツが手がけている曲を中心に。林さんのマズルは予想していたのと違い少し驚く。エレクトリックのギターなんかもガンガンに鳴っていて、熱くなる。このCDは2年前に出たのだが、マズルの音源は10年前のもの。ライナーノーツの林さんのインタビューも興味深く読めた。
CDウォークマンリー・コニッツの「モーション」。いい、リー・コニッツ。5曲目が特に燃える。ベースは黙々とビートを刻み、ドラム(エルヴィン・ジョーンズ)は激しく緊張感がある演奏。そこにリーさんの空間を鋭く飛び回るアルトが響く。ライナーは岩浪洋三氏が書いている。「三大アルト奏者と問われれば『チャーリー・パーカーリー・コニッツアート・ペッパー』を挙げる」「三人とも徹底してアドリブを追求したが、結局ジャズの本質はアドリブということになるのかもしれない」。