太田&酒井のライヴ

仕事。残業もなかったので、早々に切り上げて、西荻窪の「音や金時」に行った。
この日はヴァイオリンの太田恵資氏とギターの酒井泰三氏の2人が共演していた。内容は、お互いの事前打ち合わせ全くなしのインプロヴィゼーション。酒井氏の弾くギターの凄まじい轟音と(直接的にファンクというわけではないが)ファンキーな感覚は、70年頃のマイルス・グループのジョン・マクラフリンのようでもあり、またそれに激しく絡む太田氏の音楽的な幅広さと深さとユーモアを存分に味あわせてくれるヴァイオリンもとてもかっこよかった。
酒井氏のバンド「エレクトリックノマド」のライヴ盤を帰りに買った際に、酒井氏と少し話をさせてもらった。ヒップホップやドラムンなんかのリズムがとても好きだということ。すごくそれは頷けた。実際この日サンプラーを使っていたということもあるけど、リズム重視という姿勢が酒井氏の演奏からはとても感じられる。ジョン・マクラフリンのことを思い出したのと同時に去年とても好きで聴いていたエレクトロニカのSCORNなんかも演奏中頭に浮かんだし。